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【保育士】保育所保育指針より(第5章)

第5章 健康及び安全

子どもの健康及び安全は、子どもの生命の保持と健やかな生活の基本であり、保育所においては、一人一人の子どもの健康の保持及び増進並びに安全の確保とともに、保育所の子ども集団全体の健康及び安全の確保に努めなければならない。
また、子どもが、自らの体や健康に関心を持ち、心身の機能を高めていくことが大切である。

1.子どもの健康支援
(1)子どもの健康状態並びに発育及び発達状態の把握
ア 子どもの健康状態並びに発育及び発達状態について、定期的、継続的、また必要に応じて随時把握すること
イ 保護者からの情報とともに、在園中も観察、疾病が疑われる場合は保護者に連絡、医師に相談する
ウ 観察から不適切な養育の兆候が見られる場合、市町村や関係機関と連携し、「要保護児童対策地域協議会」で検討するなど。虐待が疑われる場合には、速やかに児童相談所に通告

(2)健康増進
ア 子どもの健康に関する保健計画を作成、全職員がそのねらいと内容を明確にし、健康増進に努める
イ 嘱託医等により定期的に健康診断を行い、その結果を記録し、保育に活用、保護者に連絡し日常生活に活用

(3)疾病等への対応
ア 保育中に体調不良や障害が発生した場合には、その子供の状態等に応じて、保護者に連絡。看護師等が配置されている場合には専門性を活かした対応を取ること

イ 感染症やその他の疾病の発生予防に努め、発生や疑いがある場合は、嘱託医、市町村、保健所などに連絡して、指示に従い、保護者や全職員に連絡し協力を求める。

ウ 子どもの疾病等の事態に備え、医務室などの環境を整え、救急用の薬品、材料などを常備し適切に管理する

2.環境及び衛生管理並びに安全管理
(1)環境及び衛生管理
ア 施設の温度、湿度、換気、採光、音などの環境を常に適切な状態に保持するとともに、施設内外の設備、用具等の衛生管理に努めること
イ 子ども及び職員が、手洗い等により清潔を保つことができるようにするとともに、施設内外の保健的環境維持向上に努める

(2)事故防止及び安全対策
ア 保育中の事故防止のために、保育所内外の安全点検に努め、安全対策のために職員の共通理解や体制作りを図る
イ 災害や事故の発生に備え、危険個所の点検、避難訓練の実施をする、外部からの不審者等の侵入防止のための措置や訓練など

3.食育の推進
保育所における食育は、健康な生活の基本としての「食を営む力」の育成に向け、その基礎を培うことを目標として、次の事項に留意して実施しなければならない。

(1)子どもが生活と遊びのなかで、意欲をもって食に関わる体験を積み重ね、食べることを楽しむ、食事を楽しみあう子どもに成長していくことを期待する

(2)乳幼児期にふさわしい食生活が展開され、適切な援助が行われるよう、食事の提供を含む食育の計画を作成し、保育の計画に位置付けるとともに、その評価及び改善に努める

(3)子どもが自らの感覚や体験をとおして、自然の恵みとしての食材や調理をする人への感謝の気持ちが育つように、子どもと調理員の関わり、調理室など食に関わる保育環境に配慮すること。

(4)体調不良、食物アレルギー、障害のある子どもなど、一人一人の子どもの心身状態に応じ、嘱託医、かかりつけ医の指示や協力のもとに適切に対応。


4.健康及び安全の実施体制等
施設長は、入所する子どもの健康及び安全に最終的な責任を有することから、この章の1〜3までに規定する事項が保育所において適切に実施されるように、次の事項に留意し、保育所における健康及び安全の実施体制の整備に努めなければならない。

(1)全職員が健康及び安全に関する共通理解を深め、適切な分担と協力のもとに年間を通じて計画的に取り組むこと
(2)取り組みの方針や具体的な活動の企画立案及び保育所内外の連絡調整の業務について、専門的職員が担当することが望ましい。
(3)保護者と常に密接な連携を図るとともに、保育所全体の方針や取り組みについて周知するよう努めること
(4)市町村の支援のもとに、地域の関係機関との日常的な連携を図り、必要な協力が得られるよう努めること



衛生管理等にかんしては、通常の企業と同様に衛生管理法なども適用されるのだろうか?
職員の職場環境・衛生管理についても、ここに書かれていることと同様に健康及び安全に配慮されたものでなければならない。
施設長には、当然労働法の順守も求められる。
職員の休憩スペースなども当然に必要だと思うのだけど・・・。50人以上の従業員を抱える施設は少ないかもしれないが、その場合は産業医を雇わなければならないし、簡易的でも医務室は必要になるだろう。

保育白書をみると、職員の健康診断などを怠っていることで、指摘される保育園も多い。

子どもに対する健康及び安全について、ここまで理想的に配慮されるのであれば、職員のかんきょうについても同様に配慮されたい。
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