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家族と一年誌「家族」 「家族」の風景を考える

JUGEMテーマ:育児

「家族」とひと口にいっても、本当にそのありかたは多様だ。
それは異性同士・同性同士・多世代居住・シングル家庭といった、家族形態のありかただけでなく、そのつきあいかたや住まいかた、お互いをどのような個人として認め合い、そしてどのように暮らすのか、といった「家族」として生きていくうえでのありかたそのものが多様化しているように思う。

標題の家族と一年誌「家族」では、とても個性の際立った三人がひとつの「家族」として暮らす姿を、丁寧な取材と、ありのままの姿で応じる三人のコミュニケーションのなかで、描かれている。

自分たちの住処を、本当に何もない森の中から、道を拓き、木を伐り、水を引き、作っていく。そんな森に暮らす「家族」は、一般的な家族の生活とはかけ離れたものにみえる。

しかし、本書をとおして伝わってくるその暮らし方は、「家族」の純粋無垢な形を描いているように思う。

自分たちの衣食住を自分たちで作り上げることで、彼らは本当に自分たちに合った「家族」を形成している。

ただ一緒に暮しているだけが家族ではないし、血のつながりだけが家族でもない。
ちいさな共同体のなかで、お互いにルールを決め、納得のできる暮らし方をお互いができ、そして助け合って生きていく。

それは、理想的な社会の縮図でもあり、ちいさな「家族」という単位でしかできないことでもある。

夫婦ももとは他人だし、自分が生んだ子どももすぐにひとりの個性をもった人間として、同じ暮らしの中に入ってくる。

自分たちの思い描く「幸せな暮らし」を実現するために、それぞれが違う感性を持っていて、思い描く暮らし方も異なる。
その暮らしのなかで、感情を交えた遠慮のないやりとりの過程があり、「家族」というあいまいでつかみどころのない関係性が生まれる。

「家族」とは何か?という大きな問いが、本書の根底にある。

その答えのない問いから出発して、ひとつの親子の生活に寄り添い、その暮らしぶりを追った一年の記録ができあがっている。
長い時間のなかで、そのあり方を変化させながら、「家族」として暮している。その一部を切り取ったのが本書である。

丁寧な言葉と写真が、ずっと完成することのない「家族」の面白さを、教えてくれていると感じた。

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