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『がんばらない、だから壊れない。』パブリック空間の曖昧さ


がんばらない、だから壊れない。全国に“心の一服”を広めた「東京シャボン玉倶楽部」メンバーのみなさんに聞く、息の長い活動のヒント

タイトルにあるキャッチフレーズが本当にいいなぁ、と思って記事の紹介になります。

タバコは体に良くない、という認識はおそらく誰もが持っているけれど、喫煙者の方が、喫煙所で、コミュニケーションの場を形成していて、それがきっかけで生まれるアイデアや関係性、そういったものがときに大切になることもあります。

でも、やっぱり非喫煙者もそういうのがしたい、喫煙者だけずるい、みたいなところはあるわけで。

そこで、「タバコの代わりにシャボン玉のあるライフスタイルを提案する」という、いたってシンプルな活動目的をもって、それを続けている団体が「東京シャボン玉倶楽部」です。

喫煙所ならぬ「シャボンダマステーション」を各地に設置してもらい、シャボン玉スティックをもって、自由に集まれる空間を作る。

とてもシンプルだけど、なかなか発想できない、面白い取組みで、問い合わせも多い、とのこと。

ただし、マネタイズはしない、組織としてもゆるく代表者もいない、ただプライベートなつながりだけがある、といったやり方で団体を運営している、という。


昨日、スタンダードブックストアで行われた『PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくりかた』の発刊記念イベントで、著者の馬場正尊氏とGreenzの小野裕之氏との対談の中で、この取組みが紹介された。

公共空間についてめぐる議論のなかで、こうしたソーシャルな取り組みを紹介するメディア発信を行っている小野さんは、
「パブリックってあいまいな空間だから、おびえるじゃないですか」と述べ、馬場さんは深くうなづいていた。
その曖昧さを埋める装置として、シャボン玉が機能している、事例だとしている。

こうした空間を共有することで生まれる関係性は、とても面白い。
馬場さんは空間をデザインする建築家でもあるので、空間からデザインしていく人だけど、そうじゃないやり方もあるんだ、という視点にとても感心していた。

「ぼくらはプライベートな空間を守って、何を得たかったのだろうか?」という問いを小野さんは突きつける。

自分のものにする「所有」ということにとらわれ続けて消費をし続けるのが、資本主義だとしたら、小野さんの問いはそれに真っ向から戦うものになる。

「がんばらない、だから壊れない」という表現はとても響くものがあった。

パブリックな空間、自分たちで作る共有された空間を維持していくのに、とても重要なキーフレーズのように感じた。

ソーシャルなもの、パブリックなもの、というのはまだどこかあいまいでうまく捉えきれず、有効に利用できないところがある。
ただ、そういったものの扱い方のヒントを、Grennzという媒体は集めているのだと思った。

非常に刺激的な対談を聞くことができて、本当に良かった。


 
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