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妊娠と学業は両立できる

JUGEMテーマ:社会問題

 

文部科学省がちゃんとしたコメントを出しているのが印象的です。

 

妊娠と学業は両立できる。本人が学業継続を望む場合、受け止めるべき。子育てに専念すべきとなぜ判断したか分からない。周囲の協力を得ながら育児するのは働く女性も高校生も変わらない。

 

私も全面的に賛成です。女子高生であろうと、両立支援がされて然るべきだと思います。

 

一方で、世論的には賛否は分かれているようです。

 

LINEQで、質問があった例としては、「学校のカリキュラムを本人の都合によって変更して卒業を認めるのは問題では?」という主張でした。

 

しかし、杓子定規的に、カリキュラムの変更はできない、と本人の意思を尊重できないほど、ルールを厳格にしなければならないものとも思えず、一方的に休学届を送りつけたことなどは、妊娠したことの懲罰のような対応にも思われます。

 

柔軟なルール適用を行い、生徒一人一人に親身な対応をするといったことを怠ったこと、学校の運営管理上も、結局多くの批判にさらされ学校の評判を大きく下げることになったことなどを思えば、教育者としては稚拙な考えで動いたものと言わざるを得ないと思います。

 

文部科学省がいいことを言っているのが意外ですが、高校生が妊娠することの是非はともかく、実際に苦労する場面も多々あるかと思いますが、だからこそ社会的な側面においては制度、学校、その他地域や周りの大人の支援が必要になるのだと思います。

1年留年して就職となれば、当然キャリア的に不利になりますし、その後の子育てにも大きく影響を与えます。

 

妊娠してしまった以上、次に生まれてくるその子どもの幸せを優先して考えていくことが社会的に求められて然るべきで、高校生である親だけでなく、社会全体でその子どもを見守っていくべきです。

 

そうした子どもに優しい社会であることが、子どもを生みやすい社会であって、禁止事項ばかりでは生きづらいだろうなと思います。

 

 

 

 

 

評価:
境 治
三輪舎
¥ 1,512
(2014-12-16)
コメント:タイトル通りですが、もっと赤ちゃんに優しい国であるべきです。

時事問題 | comments(0) | trackbacks(0)

ぼくたちは上手にゆっくりできない

JUGEMテーマ:映画

ぼくたちは上手にゆっくりできない

岸井ゆきのさんが見たくて、DVD借りました。

「コーヒー」をアイコンに、それぞれ人気の作家が書いた3編のショートムービーを展開。

どれも、特徴的なヒロインが出てくる。
死んだはずの少女、目の見えない女の子、ちょっと変わった同僚。



それぞれの物語は全く別々の物語なのに、どこか統一された世界観が漂っています。
現実とそこではないどこか、それをコーヒーがつないでいます。

「どこで逃げたくなるようなコーヒー、飲んだんですか?」

コーヒーの独特の匂いはときに特別な記憶を思い起こさせることもあるし、覚醒して眠れなくなる夜は長く、不思議な夢を見ることもある。
未熟で不完全な自分が、少しだけカフェインの力で特別になれるような気がする。
でも、その実、不安を押し殺して生きづらさをごまかしているような不器用な自分にも気づく。

上手にゆっくりできない、というタイトルとは逆に、とても上手く役者たちはその不器用さを演じています。

ミニシアター的な作品ではあるけれど、十分楽しめる映画でした。


 
評価:
---
Happinet(SB)(D)
¥ 6,500
(2016-05-03)
コメント:「コーヒー」をアイコンに、それぞれ人気の作家が書いた3編のショートムービーを展開。

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パートナーはなにをしているのか

【女性のキャリア】時短勤務の28歳公務員ママVS元リクルート最強の母【新連載:ニャート氏】


記事の要約は次の通りです。
キャリアが1〜2年ほどしかないまま産休育休に入り復職した時短勤務の28歳公務員ママが、元リク相手に「もっと重要なプロジェクトに参加したい」と相談をしています。

それに対し、元リクはそんな程度のキャリアで何言ってんの?と喝。
そんな状況になるのは当たり前で、もっと覚悟をもって仕事をしないとチャンスはやってこないと。

こうした話題に対し、無難に著者はまとめていますが、ここで考えるべきはキャリアだけなんだろうか。

ここで、女性どうしがお互いのキャリア観をぶつけ合うのは、なんの意味もないことです。


キャリア以前に、女性の結婚には相手がいるはずです。
その相手はいったい何をしているのか、ここの話では全く出てきません。

女性のチャンスが狭められているのは、育休を1年半もとったうえに、そのあとも時短勤務で働くという大きな制限がかけられているからです。
もし、女性がキャリアをもっと積みたいという意思があるのなら、その意思を汲んでやることはダンナができなかったんだろうか。

記事は就活生に向けられたもののようですが、そう考えると、就職活動時に考えるべきことに、「パートナーの重要性」も加えたほうがいんじゃないか、と思っています。

結婚後のキャリアを一緒に考えられるパートナーの存在は、ときに職場のジェンダーの壁を簡単に乗り越えさせてくれます。

著者のいうように、福利厚生のいい会社でも風当りの強い会社があります。
そして、それを率直に就活生に伝える人も少ないです。

制度があるんだから、取れるはず。キャリアがそれで差別されるのは、男女雇用機会均等法に反する、と堂々と伝えるにはパワーが必要です。しかし、一番味方になってくれるパートナーがそれに同意してくれなければ、元も子もありません。

必死でキャリアを掴もうとがんばっていても、「そんなに頑張らなくてもいいんじゃない?もっと子どもと一緒にいてやってよ」みたいなことをいうパートナーだと、ガッカリだし、モチベーションも下がります。





自分のキャリアを応援してくれるよきパートナーを探してください。

 
評価:
田中 俊之
講談社
¥ 907
(2016-03-18)
コメント:男が働かない、いいじゃないか!いいですね、いいと思います。簡単に「働かない」選択ができるわけでもないし、それをさせてくれる環境もなかなかあるものではないけれど、これも多様性のひとつだと理解してもらえれば。

子ども | comments(0) | trackbacks(0)

保育士不足・求人倍率66倍

保育士獲得競争、アクセル全開 都心の求人倍率は66倍


いや、もうただただすごいな、という印象です。

66倍って。


ハローワークでも実際に保育士求人に溢れています。
かといって、資格要件を下げると、今度は保育の質が下がる恐れがある。

保育園の現場はとても難しい状況に置かれていると思います。


公定価格がきまっている以上、保育園の予算は限られています。

保育士の確保にあたって、一番大事なのは給料だと思いますが、そこの部分がいじれないので、福利厚生面で良くしていくしかない。


保育士にとって働きやすい環境を整えるのに、予算のない状況でやっていくのは至難の業だと思います。

予算があれば、無資格でも事務や補助員を雇って、保育士には保育を専らやってもらって、負担を軽くする、とか、
いろいろできるような気がしますが。

保護者や地域に理解があれば、もっとボランティアを募ってもいいと思います。
それも、なかなか難しい現状だと思いますが、何か力になれたら、と思う人が少しでもいれば御の字だと思います。

個人的には、保育士や保育園の厳しい現状が多くニュースでも報道されるようになり、自分も保育園を利用して、保育士の仕事の大変さ、またすばらしさを知っているので、できることは協力していきたいと思っています。

そうした保護者がもっと増えればなぁ、と思うところです。



 
JUGEMテーマ:育児
保育士 | comments(0) | trackbacks(0)

保育士不足と保育の専門性の向上


「保育士不足を考える」 池本美香
https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/jrireview/pdf/8162.pdf

駒崎氏の記事で出典としてあげられていたレポートですが、全体的に同意できる内容です。

保育士不足の大きな原因としての「給与の低さ」ですが、単純に給与を上げるだけでなく、その専門性も高めるべき、という意見がレポートのなかに書かれています。

給与を上げるなら、当然それに見合う評価体系が作られるべきだと私も思います。


保育士のなかでも栄養学、心理学、運動、経営、教育、地域・家族、などの分野で高度な専門知識を身に着けられるような上位資格を設け、単純な勤続年数に拠らない給与体系を作ることが求められてくると思います。

一方で、そのための研修の時間も確保できるよう、現在の不足状態を迅速に解消することも同時に必要なのかと思います。
研修費用の意味も含め、一定期間の措置として教育・生活支援金などの給付を行う、などの施策も効果的なのでは。

実際、箕面市などでは、新たに働く保育士に3年間、生活支援金を2万円/月支給する施策を採っています(10人のみですが)。



公立保育士(公務員)の給与が高い、との指摘もありますが、公立(公務員)→民間への動きは、保護者や保育連の反発もありながらも徐々に進んでいます。
また、幼保一体改革が、結局一体にならず、何種類もよくわからない園が出来上がったのも問題です。

いくつもの複雑な事情により、保育士・保育園不足と待機児童問題が起こっていますが、制度上のあれこれを変えると同時に、給与アップを図るのが筋ではないでしょうか。

 
時事問題 | comments(0) | trackbacks(0)

SEALDsの国会意見陳述に思うこと


ちょっと古い記事を整理します。

SEALDs奥田愛基さんが参院で堂々意見陳述「安保法案」に反対を表明!

学生団体が思った以上に、大きな声を上げる団体として注目を集めていますし、国会でも呼ばれたことでその認知度は大変高まっています。
一方で、その影響力が大きくなるにつれて、その声の大きさが偏向的に利用されていないか、とても心配になるところではあります。


奥田さんは、SEALDsの代表として呼ばれているけれど、本人も言っているように、安保に対する反対世論は、この団体や奥田さんの影響力やカリスマ性によって形成されたものではないので、彼個人に対する、知識不足・見識違い、といった批判は筋違いに思えます。

彼は、反対する人たちのなかで、一番目立っていただけです。


そんな一人の大学生が、デモを始めて国会まで呼ばれてスピーチすること自体すごいなぁと思うと同時に、最後の最後で感情に訴えかけるしかもうすることがない野党に利用されてしまっている、と捉えられて仕方ない気がします。

スピーチの内容はよく練られていたと思います。

態度をわきまえ、謙虚に「あなたたちの説明は理解できませんでした」と述べている。仮にブレーンがいたとしても、本人の考えと一致しているからこそのスピーチであるので、23歳の言葉としては本当に立派だと思います。

安保法案に対する大勢に影響は無くとも、少なくとも彼らの内輪では間違いなく称賛され、野党からもねぎらいをかけてもらえるでしょう。
一部の与党議員の中にも心動かされた人がもしかしたらいるかもしれません。
残念な点としては、一国民としての彼は、無意味な質問を繰り返し、まともな議論をさせなかった野党議員も批判すべきだったとは思います。

結局のところ、法案は通過されると思いますが、今回の件は一つのゴールにはなったのでは、と思います。


今後も疑問に思うところは学び、調べ、そして追及する形でデモを続けつつも、「ただの一個人」として、下手に政治利用されることなく日常を送ってくれることを望みます。 
 
時事問題 | comments(0) | trackbacks(0)

「主夫」を宣言すること

JUGEMテーマ:育児


悩めるパパから楽しむシュフへ──「主夫」を名乗りいきついた境地とは?
 

僕は最初の2〜3年、朝起きて妻が出かけたあと、自分もスーツ着てネクタイ締めて、家で家事をやるっていうワケのわからないことをやってました。(一同笑)
病気をして働けなくなったんですけど、どっかで「働けるんだろうなー」と思ってたんですね。 それがあるとき妻から、「このままのほうが家のなかのことが(うまく)まわる」って言われて、「妻のサポートに徹しよう」って決めたんです。

そのとき、金髪にしたんですよ。「ふっきって、全部変えちゃおう!」って思った。ついでに、伸ばしてたのも切った。だからこの金髪ヘアは、「ふっきり度」のあらわれなんです(笑)。

FJから秘密結社「主夫の友」を結成したメンバーの対談。


記事中の佐久間さんの言葉がとても印象的です。

特に専業主夫の場合、「ふっきる」何かが必要になるんだと思う。
自分にとっても、周りにとっても。

「主夫」宣言をすることで、初めてシュフとして自分を認めることができる気がします。そして、シュフの仕事の大切や、やりがい、課題など様々なことが見えてくるのだと思います。

主夫がこうして集まる理由は、そこでの気づきを共有し、男性的な視点でも家事労働の価値観を見直すことや、特に労働中心となっている男性社会に広めていくこと、そして会社だけでないつながりを作ることにあるのだと思います。

傍からみれば、仕事もしていない男が集まって、何楽しそうに「主夫の俺たち」のこと語っちゃってんの?って見えるかもしれませんが、こうしたマイノリティの存在とその発信が多様性を認める社会を作っていけるのであり、ぜひ家事をナリワイとする男たちに今後もスポットを当ててもらいたいです。


男性の「主夫」って「女性社長」に似ているなぁと思います。

マイノリティであるからこそ、”男性である”主夫がまだ注目されていますが、女性の主婦は注目されないままずっとやってきたわけで、もっと男性シュフが発信をすることで、専業主婦の存在意義も改めて見直されるようにも思います。
 
子ども | comments(0) | trackbacks(0)

【保育士】保育所保育指針より(第5章)

第5章 健康及び安全

子どもの健康及び安全は、子どもの生命の保持と健やかな生活の基本であり、保育所においては、一人一人の子どもの健康の保持及び増進並びに安全の確保とともに、保育所の子ども集団全体の健康及び安全の確保に努めなければならない。
また、子どもが、自らの体や健康に関心を持ち、心身の機能を高めていくことが大切である。

1.子どもの健康支援
(1)子どもの健康状態並びに発育及び発達状態の把握
ア 子どもの健康状態並びに発育及び発達状態について、定期的、継続的、また必要に応じて随時把握すること
イ 保護者からの情報とともに、在園中も観察、疾病が疑われる場合は保護者に連絡、医師に相談する
ウ 観察から不適切な養育の兆候が見られる場合、市町村や関係機関と連携し、「要保護児童対策地域協議会」で検討するなど。虐待が疑われる場合には、速やかに児童相談所に通告

(2)健康増進
ア 子どもの健康に関する保健計画を作成、全職員がそのねらいと内容を明確にし、健康増進に努める
イ 嘱託医等により定期的に健康診断を行い、その結果を記録し、保育に活用、保護者に連絡し日常生活に活用

(3)疾病等への対応
ア 保育中に体調不良や障害が発生した場合には、その子供の状態等に応じて、保護者に連絡。看護師等が配置されている場合には専門性を活かした対応を取ること

イ 感染症やその他の疾病の発生予防に努め、発生や疑いがある場合は、嘱託医、市町村、保健所などに連絡して、指示に従い、保護者や全職員に連絡し協力を求める。

ウ 子どもの疾病等の事態に備え、医務室などの環境を整え、救急用の薬品、材料などを常備し適切に管理する

2.環境及び衛生管理並びに安全管理
(1)環境及び衛生管理
ア 施設の温度、湿度、換気、採光、音などの環境を常に適切な状態に保持するとともに、施設内外の設備、用具等の衛生管理に努めること
イ 子ども及び職員が、手洗い等により清潔を保つことができるようにするとともに、施設内外の保健的環境維持向上に努める

(2)事故防止及び安全対策
ア 保育中の事故防止のために、保育所内外の安全点検に努め、安全対策のために職員の共通理解や体制作りを図る
イ 災害や事故の発生に備え、危険個所の点検、避難訓練の実施をする、外部からの不審者等の侵入防止のための措置や訓練など

3.食育の推進
保育所における食育は、健康な生活の基本としての「食を営む力」の育成に向け、その基礎を培うことを目標として、次の事項に留意して実施しなければならない。

(1)子どもが生活と遊びのなかで、意欲をもって食に関わる体験を積み重ね、食べることを楽しむ、食事を楽しみあう子どもに成長していくことを期待する

(2)乳幼児期にふさわしい食生活が展開され、適切な援助が行われるよう、食事の提供を含む食育の計画を作成し、保育の計画に位置付けるとともに、その評価及び改善に努める

(3)子どもが自らの感覚や体験をとおして、自然の恵みとしての食材や調理をする人への感謝の気持ちが育つように、子どもと調理員の関わり、調理室など食に関わる保育環境に配慮すること。

(4)体調不良、食物アレルギー、障害のある子どもなど、一人一人の子どもの心身状態に応じ、嘱託医、かかりつけ医の指示や協力のもとに適切に対応。


4.健康及び安全の実施体制等
施設長は、入所する子どもの健康及び安全に最終的な責任を有することから、この章の1〜3までに規定する事項が保育所において適切に実施されるように、次の事項に留意し、保育所における健康及び安全の実施体制の整備に努めなければならない。

(1)全職員が健康及び安全に関する共通理解を深め、適切な分担と協力のもとに年間を通じて計画的に取り組むこと
(2)取り組みの方針や具体的な活動の企画立案及び保育所内外の連絡調整の業務について、専門的職員が担当することが望ましい。
(3)保護者と常に密接な連携を図るとともに、保育所全体の方針や取り組みについて周知するよう努めること
(4)市町村の支援のもとに、地域の関係機関との日常的な連携を図り、必要な協力が得られるよう努めること



衛生管理等にかんしては、通常の企業と同様に衛生管理法なども適用されるのだろうか?
職員の職場環境・衛生管理についても、ここに書かれていることと同様に健康及び安全に配慮されたものでなければならない。
施設長には、当然労働法の順守も求められる。
職員の休憩スペースなども当然に必要だと思うのだけど・・・。50人以上の従業員を抱える施設は少ないかもしれないが、その場合は産業医を雇わなければならないし、簡易的でも医務室は必要になるだろう。

保育白書をみると、職員の健康診断などを怠っていることで、指摘される保育園も多い。

子どもに対する健康及び安全について、ここまで理想的に配慮されるのであれば、職員のかんきょうについても同様に配慮されたい。
保育士 | comments(0) | trackbacks(0)

【保育士】子ども白書2015から

JUGEMテーマ:育児

幼い子ども、家族のいま

2014年に生まれた子どもは、100万3,532人、4年連続で過去最低。
合計特殊出生率(一人の女性が生涯に産むと予想される子どもの数で、その年における各年齢(15〜49歳)の女性の出生率を合計したもの)は1.42となり、9年ぶりに減少。

平均初婚年齢は男性:31.1歳、女性:29.4歳

共働き世帯は年々増加。

仕事から帰宅する時間が21時以降と回答する父親の割合は、37.8%。(2005年:46.8%、2009年:39.2%)と大きく変化していない。
保育園児の父親よりも、未就園児の父親のほうが、帰宅時間が遅くなる傾向。


子どもの虐待相談(市町村への)は7万3,802件(2013年)。

就学前の子どもの割合が半数、保育所・幼稚園が関わる可能性が非常に高いと思われること、虐待の内容も心理的虐待、ネグレクトが大きな割合を占める。
表面の外傷だけでなく、これまで以上に心理・行動面に注目する必要。

虐待は、心理・経済・社会関係などが重なり合った複合的な問題であり、一つの機関での解決は困難。支援のネットワークの強化。

子どもの貧困、相対的貧困率は16.1%(2012年)。2012年の貧困線は、1人世帯で122万円、2人世帯で、172万円、4人世帯で244万人。この額に満たない収入で生活している子どもが約6人に1人存在する。

2013年に「子どもの貧困対策の推進に関する法律」が成立。
一方で、生活保護基準引き下げや、就学援助の基準も引き下げられており、その有効性に疑問。

幼児教育の質の向上は、貧困の連鎖を防ぐために重要な手段であるとして、大綱にも述べられているが、その支援は徹底されていない。
費用が応能負担であり、市町村の保育実施義務がある認可保育所の役割は貧困対策として大きな存在となる。

幼児のテレビ視聴時間は減少、携帯ゲーム機が特に増加。スマートフォンも同様。6歳の4割が携帯ゲーム機を所有。
10年前に比べ、保育園児が増え、帰宅時間が遅く、テレビ視聴時間が減少、睡眠時間も増えている。

保育所入所児童は全体で、認可は36.2%(約227万人)、認可外は3,1%(19.5万人)、幼稚園は25.1%、家庭などは45.1%。
年齢別の割合で見ると、特に0歳〜2歳までの保育所入所児童が急増

保育施設での死亡事故は2014年で17件、うち睡眠中11件。
事実関係を探る困難性。損保や弁護士の指導のもとでの事故報告書の記載など。





 
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【保育士】保育所保育指針より(第4章)

JUGEMテーマ:育児

第四章 保育の計画及び評価

保育所は、第一章(総則)に示された保育の目標を達成するために、保育の基本となる「保育課程」を編成するとともに、これらを具体化した「指導計画」を作成しなければならない。

1 保育の計画
(1)保育課程

ア 保育課程は、各保育所の保育の方針や目標に基づき、第二章に示された子どもの発達過程を踏まえ、前章に示されたねらい及び内容が保育所生活の全体を通して、総合的に展開されるよう、編成されなければならない。

イ 保育課程は、地域の実態、子どもや過程の状況、保育時間などを考慮し、子どもの育ちに関する長期的見通しを持って適切に編成されなければならない。

ウ 保育課程は、こどもの生活の連続性や発達の連続性に留意し、各保育所が創意工夫して保育できるよう、編成されなければならない。

(2)指導計画
ア 指導計画書の作成
次のことに留意する。
(ア)長期的な指導計画と短期的な指導計画を作成
(イ)一人一人の発達過程や状況を踏まえる
(ウ)生活の連続性、季節の変化などを考慮し、具体的なねらいと内容を設定
(エ)具体的なねらいが達成されるよう自主性を尊重

イ 指導計画の展開
次のことに留意する。
(ア)すべての職員による役割分担・協力体制
(イ)子どもが望ましい方向に向かうよう、援助
(ウ)主体的な活動を促すために、多様な関わりと援助
(エ)子どもの環境の変化に即して、内容の見直し、改善

(3)指導計画の作成上、特に留意すべき事項
指導計画の作成にあたっては、子どもの発達、保育の内容及びその他の関連する章に示された事項を踏まえ、次のことに留意する。

ア 発達過程に応じた保育
(ア)三歳未満児・一人一人の子どもの生育歴、心身の発達、活動の実態等に即して、個別的な計画を作成
(イ)三歳以上児・個の成長と、子ども相互の関係や協同的な活動が促されるよう配慮
(ウ)異年齢で構成される組やグループの保育は、一人一人の子どもの生活や経験、発達過程を把握し、適切な援助や環境構成に配慮

イ 長時間にわたる保育
長時間にわたる保育については、子どもの発達過程、生活リズム及び心身の状態に十分配慮して、保育の内容や方法、職員の協力体制、家庭との連携などを指導計画に位置づけること。

ウ 障害のある子どもの保育
(ア)障害のある子どもの保育については、障害の状態の把握、適切な環境下で他の子どもとともに成長できるよう位置づける、また、家庭や関係機関と連携した支援のための計画を個別に作成するなど適切な対応を図る
(イ)保育の展開にあたっては、その子どもの発達状況や日々の状態によっては、指導計画にとらわれず、柔軟に保育する
(ウ)家庭との連携を密にし、相互理解を図りながら適切に対応
(エ)専門機関との連携を図り、必要に応じて助言などを得る

エ 小学校との連携
(ア)子どもの生活や発達の連続性を踏まえ、保育の内容の工夫を図るとともに、就学に向けて、保育所の子どもと小学校の児童との交流、職員どうしの交流、情報共有や相互理解など小学校との積極的な連携を図るよう配慮すること
(イ)子どもに関する情報共有に関して、保育所に入所している子どもの就学に際し、市町村の支援のもとに、子どもの育ちを支えるための資料が保育所から小学校へ送付されること

オ 家庭及び地域社会との連携
子どもの生活の連続性をふまえ、家庭及び地域社会と連携して保育が展開されるよう配慮すること。その際、家庭や地域の機関及び団体の協力を得て、地域の自然、人材、行事、施設等の資源を積極的に活用し、豊かな生活体験を始め保育内容の充実が図られるよう配慮すること。

2 保育の内容等の自己評価
(1)保育士等の自己評価
ア 保育士等は、保育の計画や保育の記録を通して、自らの保育実践を振り返り、自己評価することを通して、その専門性の向上や保育実践の改善に努めなければならない。

イ 保育士等による自己評価にあたっては、次のことに留意する
(ア)子どもの活動内容やその結果だけでなく、子どもの心の育ちや意欲、取り組む過程などに配慮
(イ)自らの保育実践の振り返りや職員相互の話し合い等を通じて、専門性の向上及び保育の質の向上のための課題を明確にするとともに、保育所全体の保育の内容に関する認識を深めること

(2)保育所の自己評価
ア 保育所は、保育の質の向上を図るため、保育の計画の展開や保育士等の自己評価を踏まえ、当該保育所の保育の内容等について、自ら評価を行い、その結果を公表するように努めなければならない。

イ 保育所の自己評価を行うにあたっては次のことに留意
(ア)地域の実情や保育所の実態に即して、適切に評価の観点や項目等を設定し、全職員による共通理解を持って取り組み、評価の結果を踏まえ、当該保育所の保育の内容などの改善を図ること
(イ)児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第36条の趣旨を踏まえ、保育の内容の評価に際し、保護者及び地域の住民等の意見を聴くことが望ましい。



保育課程及び指導計画について。
具体的な内容には触れず、おおまかに方針を示すことで、保育園の個性や特徴を壊さないようにうまく最大公約数的な文章にまとめられている。
これを作成した人は本当に頭がいい、とあらためて思わせる文章。

次に改定するとしたら、ここでも外国人児童についても触れる必要がありそうだ。
 
保育士 | comments(0) | trackbacks(0)